男性看護師の悩みって?

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男性看護師は近年増加傾向にありますが、まだまだ現場レベルでの認知度は低く、受け入れる土壌がしっかり整っていない現状があります。

女性社会ならではの難しさや気遣い、白衣を着ていると医者に間違われるなど、あなたは男性看護師特有の問題に、頭を悩ませてはいないでしょうか?

職場では女性が多いので同じ境遇の人は少ないですし、悩みも共有しづらいと思いますので、1人で悩んで辛い思いをしないために、今回は男性看護師さんの悩みについて、書いていこうと思います。

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男性看護師の悩みって?

では、実際男性の看護師さんはどのような悩みを持っているのでしょうか。

そこには、男性と女性との違いと、「看護師さんは女性の仕事」という前提が、大きく関わっています。

女性社会での立ち振る舞いが難しい

男女の違いがあることは仕方のない事ですが、それでも仕事上は同じ目標に向かって、お互い協力していく事が理想です。

しかし、いくら双方が努力をしていても、どうしても「男女の差」というものが出てしまい、自然と問題になってしまう場面があります。

女性の場合は、基本的にグループを作りたがる傾向がありますので、看護師業界でも経験年数が近かったり、出身地が同じだったりすると、共通点から親近感が生まれ、自然と親しくなり、仲良しの集まりが作られます。

仲が良くなることで、業務が捗ったり、看護師の質が上がればよいのですが、エスカレートして変にこじれたりすると、「派閥」ができてしまい、結果として対立を生んでしまう場合もあるのです。

男性看護師のみなさんは、こういった状況になると、自然と中立的な立場になることが多いのではないでしょうか。というより、中立的にならざる負えないのではないでしょうか。

あちらを立てればこちらが立たず状態で、片方に傾き過ぎると反対から猛反発に合うので、上手く立ち振る舞うためには、一定の距離感を保ちながら、かといって離れすぎない状態にしないといけません。

女性から見ても、男性看護師と親しくなりすぎると、他の看護師から嫉妬されたり、余計に職場の人間関係が悪くなったりしてしまうため、ある程度距離を置こうとする人もいます。

男性側の心理からすると、性別関係なく仲良くなりたいと思っていても、派閥やそういった背景から距離を取らざる負えなくなってきますので、いつしか本当に自分の悩みや相談を打ち明けられる人がいなくなってしまい、ストレスを抱えてしまう事になるのです。

男性特有の処置や看護現場での難しさ

先程も挙げたように、男性看護師はまだまだ患者さんには知られていないですし、珍しい存在だと思われていることが多いです。

特に、高齢の方では「医者=男性」「看護師=女性」と思い込んでいる人がいるため、男性の看護師が検温や処置でお腹を見たりするだけでも、「男の看護師さんにやってもらうのはちょっと…」なんて言われることもあります。

清拭や寝衣交換にしてもそうですが、肌の露出があるものに関しては、やはり何歳になっても、患者さん側には恥ずかしさがあります。

そのため、しっかりと声かけせずケアに入ってしまうと、びっくりされ、後から拒否されてしまうなんてこともありますし、若年~中年層の女性患者さんも多いので、尚更お互いに気を遣うことになります。

こういった事を繰り返していると、「結局自分は何もしてあげられない」とか、同僚にケアを変わってもらって「同僚にも迷惑をかけてしまう」と思ってしまうので、次第に「自分は看護師として必要な存在なのだろうか」と、思いつめてしまう人もいるので、注意が必要です。

また、男性患者さんならいいかというと、話はそう簡単ではなく、男性は男性で「女性のほうが優しい感じがして、やってもらっていて嬉しいし落ち着く」なんて思っている方もいます。

患者さんのために看護をしたいと思っていても、このような反応をされると、自信もなくなってしまいますので、仕事に対して消極的になり、ストレスや悩みが余計深まる要因にもなってしまうのです。

どうすればいいの?

他部署で相談できる相手を見つけよう

職場で相談できる相手がいないなら、職種にこだわらず、部署が違くても良いので、話ができる人がいるといいかもしれません。

病院内のコメディカルスタッフだと、理学療法士や放射線技師、検査技師等は男性が多いので、そういった人と交流を持って話をするだけでも、気持ち的に楽になります。

逆に、同じ部署で誰かに相談する場合は、話が他の人に伝わって、「悪口」と捉えられてしまう可能性もあるので、注意が必要です。

最近では、「男性看護師会」という男性看護師の集まりもありますし、看護学校時代の友人とコミュニケーションをとったりする事も容易に出来ますので、賢く幅を広げてあげると良いと思います。

自分に出来ることを探そう

患者さんとの関係は非常に難しい問題ですが、プライバシーや相手との距離感を考えながら、「今自分にできることは何なのか」と意識して行動するだけでも、少し変化が起きてくると思います。

針を刺すことが得意ならば、男性に対する抵抗も少ないと思いますので、積極的に関わるのも手です。

そこから患者さんの信頼が得られれば、ケアに入らせてもらえるようになっていくことだってありますので、できるだけ消極的にならずに、重たい作業など、男性だから出来る所で、見せ場を出していくと良いでしょう。

まとめ

男性看護師さんが抱える悩みは、上記以外にもあると思いますが、根底にあるものの多くは、「看護師は女性」という前提と、性別によるちょっとした差だけなのかもしれません。

あまり自分が意識しすぎると、同じ看護師同士でも患者さんに対しても逆効果になってしまいますので、自分はどんな人間なのか、どんな看護観を持った看護師なのか、今出来る事は何なのか、を意識して、行動してみてください。

自分らしさを大事にして、積極的な姿勢を見せていけば、関係も良くなり、悩みやストレスともうまく付き合っていけると思いますので、是非参考にしてみてください。

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フローレンス編集部

国家資格を持った三十代の医療従事者。転職を何度も経験しているので、自身の就職活動での体験を元に、看護師さんに役立つ転職情報やメンタルケアの方法などを紹介しています。

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