燃え尽き(バーンアウト)症候群を予防するための6つの事

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真面目で頑張り屋の方ほど陥りやすいバーンアウト(燃え尽き)症候群。
あなたは自分の頑張りが報われない現状に、意欲を失いかけてはいないでしょうか?

意欲を完全に失い燃え尽き症候群になってしまうと、無気力状態になってしまうだけでなく、悪化するとうつ状態にもなってしまう場合もあります。

状態を悪化させてしまわないためにも、今回は看護師としてバーンアウト(燃え尽き)症候群になってしまわないために必要な事をまとめてみました。

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完璧主義をやめる

プロの看護師として良い仕事をしたり、自分を高める事は大切な事ですが、完璧を求め過ぎると、自分を追い込んでしまう可能性があるので注意が必要です。

看護の現場は人を相手にする仕事ですので、いくらあなたが頑張っていても、どうにもならない事も多々あります。

どうにもならない時に、「なんて私はダメなんだ」と自分の攻めたり存在自体を傷つけてしまうより、今の自分を受け入れて、こんなに頑張っている自分を認め、労ってあげるほうが大切です。

「〜すべき」思考から「〜したい」という思考に変える

これらは一見たいした違いはないように見えますが、「〜すべき」「〜してはいけない」という言葉には、「義務」的な意味が含まれています。

これらは自分が成長してきた過程で、親や社会から影響を受けて培われた、言わば他人から強制されたとも言える考え方です。

反対に、「〜したい」という言葉には、その人の望みだったり「希望」的な意味が込めれています。

人の原動力になるのは希望ですので、義務的な考えだけで仕事をしていても、次第に疲れてしまいますので、長くこの状態を続けていけば、燃え尽きてしまいます。

境界線を持とう

他人と生きていく時に大切なものの一つに、「境界線(バウンダリー)」があります。

境界線は自分の身を守ったり、他人の領域を侵害しないために大切なものなのですが、看護師さんや医療者の中には、この境界線が曖昧なために、人間関係でダメージを受けてしまう方が多くいます。

特に、元々看護師になろうという方は、困っている人を手助けしたかったり、人の役に立ちたいという思いを強く持っています。

それはそれで素晴らしい事なのですが、境界線が曖昧なために、患者さんの問題を自分の問題にしてしまったり、自分の体や心に無理が来ているのに、断ることが出来ず、自分を大切にしないで身を粉にして働いてしまう方がいるので注意が必要です。

そのような方の場合、基本的には心理的なトレーニングを積むことが大切なのですが、まずは自分の問題と他人の問題を、しっかり分けて考える事から始めると良いと思います。

他人基準から自分基準に変える

誰しも他人から認められたり、人より自分が優れていると感じたら嬉しい部分もあるとは思うのですが、自分の評価基準が他人にある方は、相手よりも自分が優れている状況を追い求め競争に埋もれていくか、相手に認めてもらうために必要以上に尽くしてしまい、次第に心と体を摩耗していってしまう可能性があります。

自分を他人と比べて競争に埋もれていく方は、いつまでも終わらない戦いを繰り広げる事になりますので、自分よりも優れている人がいた場合に、敵わない状況から無力感に襲われ、燃え尽きてしまう場合があります。

また、他人に必要以上に尽くしてしまう方は、自分が尽くした事に対して何かしらの良い反応を求めていますので、相手が思い通りになってくれないと、「私はこんなに頑張っているのになんで感謝してくれないの!」などど思い始め、次第に無力感にさいなまれます。

しかし、他人がどう思い行動するかは、相手の自由であり自分の思い通りになってくれる事はほとんどありません。
他人に何かを求めるより、自分の満足感や達成感を大事にした方が良いと思います。

ストレスを解消したり気分転換出来るものを3つ持とう

なぜこれらを3つ持ったほうが良いかと言うと、1つだけしかストレス解消法を持っていないと、それに依存してしまったり、その方法がうまく自分にマッチしない時に、手詰まりになってしまうからです。

よく女性であるパターンとしては、美味しいものを食べることがストレス解消になっていると、ストレスがずっと続いた場合に、食べることが止まらなくなってしまって、どんどん太ってしまう事があります。

こういう方は、本人も気づいていないレベルで食によりストレスを解消しているのですが、自分の環境が変わらない限りストレスは受け続けますので、次第に食だけではバランスを取れなくなってしまい、崩壊してしまう時があります。

そのため、自分の中で気分を転換できるのもを予め持っておくと、バーンアウトを予防することにもつながります。

心理カウンセリングを受けよう

カウンセリングというと、何か精神的に問題が起きたら受けるものと考えがちですが、精神的に病まないために、気になることや問題に対して、事前にカウンセリングを受けることは有効です。

特に、医療者の場合、患者さんと接するということは、自分と向き合うことでもあります。

自分では問題ないと思っていても、人と接する事で初めて問題が表面化する事もありますので、自分の成長のためにも、問題の火種は早めに摘んでおく意味でも、プロのカウンセラーに相談することは、バランスの良い人格形勢と、柔軟性と許容性のある考え方を持つ事に役立ちます。

自分に柔軟性がなく、問題を抱えていれば、患者さんにも悪い影響を与えてしまう事もありますので、医療職の人には、自分を守るためにも、患者さんを守るためにも、カウンセリングを受けることをオススメします。

まとめ

燃え尽き症候群(バーンアウト症候群)にならないためには、完璧主義をやめて、「〜すべき」という義務的な考えを手放してあげる必要があります。

身を守るための境界線を身につけ、他人基準から自分基準の考え方に変えてあげれば、頑張り過ぎたり、報われない努力に意欲を奪われる事も減るはずです。

自分でいろいろ試しても状況が改善しない場合は、プロの手助けが必要になってきますので、是非心理カウンセリングを受けてみてください。

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フローレンス編集部

国家資格を持った三十代の医療従事者。転職を何度も経験しているので、自身の就職活動での体験を元に、看護師さんに役立つ転職情報やメンタルケアの方法などを紹介しています。

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