認定看護師の試験・認定審査・認定更新についてまとめてみました。
認定看護師試験・認定審査について
認定看護師(CN)認定の手引きによると、
認定審査は、各認定看護分野において熟練した看護技術と知識を持ち、3つの役割(実践・指導・ 相談)を果たすことができる能力を有しているかを確認する。
事を目的とされています。
試験は毎年一回行われており、
宮城会場:トラストシティカンファレンス仙台
東京会場:ベルサール新宿グランド
愛知会場:名古屋国際会議場
大阪会場:梅田スカイビル
福岡会場:福岡国際会議場
より審査申請時に会場を選択し試験を受けることになります。
審査には50,000円かかります。
試験内容
試験内容は筆記試験で、マークシート方式の四肢択一です。(100分)
問一は客観式一般問題、問二は客観式状況設定問題の各20問で合計40問、150点満点のテストとなります。
出題範囲は認定看護師教育基準カリキュラムに沿って出されます。
合格基準
120点以上 A評価
105〜120点未満 B評価
105点未満 C評価
A評価、B評価は合格となりますが、C評価は不合格となります。
審査に合格した方は認定料5万円を振込認定看護師登録手続きを行います。
認定看護師の合格率
認定看護師の合格率は毎回だいたい90%を越えており、2012年の認定審査では95%を超える合格率となっています(受験者数1971名、合格者数1882名)。教育課程を受けた教育機関でみっちり鍛えられたり認定看護師を目指す看護師さんの努力が現れている結果だと思います。
ですが、いくら合格率が90%以上あると言っても油断しては行けません。
高い合格率を見ると安心してしまうものですが、簡単なものではないですし中には試験に落ちるなどして教育課程を卒業できない人もいます。入学すれば合格出来るというものではありません。
試験・勉強のポイントとしては、実際に資格を取得した同じ分野の認定看護師さんに情報を聞いたり、各教育機関で開示されている認定審査の過去問について確認しておくといいと思います。
認定看護師の認定更新
認定看護師の資格は、そのレベルを保つために更新制が取られており5年ごとに更新審査が求められます。
審査には5年間の看護実務期間が2000時間以上であることや、自己研鑽(規定の内容で50点以上)を行なっている事などが求められ、定められた申請書類を審査料とともに提出しなければならないとされており、更新審査を受けるのにも条件があります。