自己中心的な相手と接する時、あなたはどう対応しているでしょうか?
嫌だけど相手の言いなりになっているでしょうか。それともさり気なく距離をとって、ダメージを少なくしようとしているでしょうか。
多くの人を悩ませるこの問題。相手がただの知り合いなら、縁を切ってしまえば問題はありませんが、社会人になるとそうはいかない場面も多いですよね。
そこで、今回は自己中心的な人の対処法をご紹介したいと思います。
自己中な人とうまく付き合うには?
基本的に、自己中な人は「自分の欲求を満たす為に行動している」か、「自分が良いと思っている事は相手にとっても良いはずだ」と思っている人のどちらかです。
そんな相手にやることはただ一つ。
しっかりと「ノー」を示し、自分の意思や意見を伝えることです。
本当は、嫌なことに対しては本気で怒ることが効果的なのですが、たぶん今このページをみているということは、それが出来ないから悩んでいるのだと思います。
そこで、しっかりと自分の意思を示してみてください。これが出来るだけで、あなたと自己中な相手との関係性は変わってきます。(1回言うだけでは駄目なときもあるので、根気よく試してみてください。)
自分が嫌だと思うことにはしっかりと「ノー」を、自分がその考えは違うと思うものにはしっかりと自分の意見を伝えてみてください。
ただし、あまりに自分の考えばかりを主張していては、相手と同じになってしまいますので、その辺のバランス感覚は必要です。
なぜノーを言わないといけないのか?
自己中心的な人と言うのは、今までの人生で、自分の主張はするけど、相手からあまり主張をされて来なかった人です。
それが何となくまかり通ってしまって、特別困った状況になっていなかったので今の状態があるのですが、まずは「自分の意見が通らないこともあるんだ」という事を、相手に認識させないといけません。
また、ノーを言わないということは、無意識的に「そこまではOKなんだ」と、相手に勘違いさせてしまう可能性もあります。
もし勘違いしてしまった相手は、さらにあなたの領域に踏み込んで来るでしょう。
踏み込まれたあなたは、無理を言っているのは相手なのに、どうにかうまく合わせようとしてしまい、どんどん苦しい状況に追い込まれてしまうのです。
これは、「人間関係にストレスを抱えた看護師さんの解決法|日本文化特有の問題」でも少し解説しましたが、日本は相手の心情を読み取り、空気を読む文化です。
多くの人は、例え相手が自己中心的な人物だとしても、何とかうまく合わせようとして、場を円滑にまわそうとします。
社会が上手く回るためには絶対必要なことですが、その分合わせる側の人はダメージを受けてしまいます。
何も自己中な相手に限った話ではありませんが、悪質なセールスや強引な勧誘など、自分の身を守らなければいけない場面では、絶対に必要なことです。
そんな事を言われてもなかなか言えない人は
なかなかノーと言えない人の特徴として、「そのくらい普通察するだろう」という思いや、「そんな事言って相手が怒りだしたらどうするの?」という恐れがあるのだと思います。
ですが、例えあなたが嫌がっていても、自己中心的な人はそんなあなたの心情を察してはくれません。
「顔見れば嫌がっているのわかるだろ!」とか、「様子見ていればわかるはず」と期待しても、自己中な人はそれが出来ないから自己中なのです。
逆を言えば、あなたはそれが出来るから自己中な相手に振り回されてしまうわけですが、相手にそれを望んでも、あなたの気持ちを汲んでくれることはないのです。
また、ノーを言うと相手が怒ったり、ギクシャクすることを恐れている人は、その恐れを乗り越えないことには先には進めません。それをやらない限り、あなたはずっとその相手に悩まされるでしょう。
中には会社の上司や患者さんなど、立場的に言いづらい場合もあると思いますが、そんな時は相手の反応を一旦受け止め、その後に自分の意思を示してみてください。
相手の自己中が発揮された時に、一旦受け止めるか受け止めないかで、反応が変わってきます。
まとめ
自己中心的な相手と接する時は、自分の意思をしっかりと主張することが大切です。嫌なことを嫌と言わないということは、結果的に自分が損をしてしまったり、自分の身を危険に晒してしまうことにもなります。
だいたい、自己中心的な人の周りには、何人もの嫌な思いをした人や、傷ついた人がいるはずです。あなたが勇気を出して一歩踏み出すことで、周りにも良い影響を与える可能性がありますので、是非試してみてください。