あなたは仕事でミスを繰り返し、落ち込んだり、看護師を続けるのが辛くなってはいないでしょうか。失敗を繰り返してしまうと、誰でも自信をなくしてしまい、悩んでしまうものです。
特に看護師さんの場合は、失敗は重大な事故につながってしまう可能性もあるので、仕事に恐怖を感じ、ミスをするのが怖くなってしまう場合もあります。
ですが、うまくいかないのにはやはり原因があります。そこで、今回は失敗を繰り返してしまう原因を、能力面と心理面から解決していこうと思います。
すでに仕事が辛くて「辞めたい」と思っている方は、「看護師を辞めたいと思った時に考えたい事」も合わせて読んでみてください。
失敗はみんなするもの
ある調査によると、看護師さんの8割は、仕事で失敗した経験を持っているそうです。
出典:とらばーゆ看護より
つまり、「失敗はみんなするもの」なのですが、失敗に囚われて身動きがとれなくなってしまうのか、失敗を自分の糧にできるのか。そのどちらなのかによって、結果が大きく分かれます。
特に、今この記事を読んでいるような方は、前者なのだと思います。
自分が失敗しやすい所を見つける
同じミスを繰り返してしまう人の中には、「自分の問題点がよくわかっていない」という方がいます。
看護師しての経験が浅かったり、問題を複数抱える方によくある事なのですが、解決すべき課題が明確にわからないと、何をすればいいのかがわかりません。
そのような時は、自分が引っかかっているのは人間関係の問題なのか(患者さんとのコミュニケーションなど)、看護技術の問題なのか、それとも知識不足から来ているものなのか。分析してみてください。
自分がどこに引っかかっているのかがわかると、それだけで少し変化が現れます。
失敗して落ち込んでいる状態だと、なかなか自分の事を冷静に見れないかもしれませんが、一歩引いて自分を見てみると、違った景色が見えるかもしれません。
失敗を恐れるよりうまくいく方法を考える
ミスをしてしまった後に待っているのが、先輩や上司からのお説教です。
怒られることによって、自分の足りなかった部分やダメな部分の改善につながればよいのですが、中には怒られることが怖くて、失敗を極度に恐れるようになる方がいます。
失敗しないように、失敗しないようにと行動していくと、「これをやったら失敗しちゃうかも」「あれをやったら怒られるかも」と考えだして、次第にどんどん身動きが取れなくなってしまいます。
そこで、何か課題にぶつかったら、「こうやったら上手くいくかも」「あれをやったらどうなるだろう?」と、どうやったらうまくいくのかを考えてみてください。それだけで、身動きが取れなくなっていた状況から脱する事ができます。
また、どうしても仕事が怖くなってしまったら、「目的はなにか」を明確にして自分がやることに集中してみてください。
上手くいっている事を見つける
失敗に悩み苦しんでいる方の特徴として、自分の上手くいっている部分を評価せず、うまくいかなかった事にだけフォーカスを当てている場合があります。
失敗に注目し続けると、次第に「自分はダメな人間なんだ」「自分には能力がないんだ」と思い込むようになり、どんどん仕事をするのが辛くなってしまいます。
ですが、冷静になって自分を見てみると、ホントにそんなにダメな所だけなのでしょうか?
一日中失敗し続けている人もいないの思うので、「自分の自分に対する評価基準が、自分を苦しめている」事に気づくはずです。
そんな時は、どんな小さい事でもいいので、自分の上手くいったことをちゃんと評価してあげてください。
「仕事がいつもより早く終わった」など
まとめ
いかがでしたでしょうか。
失敗を繰り返している状況から脱出するには、能力的な面と心理的な面、双方からアプローチしていく必要があります。
失敗を繰り返すのは辛いことですが、世の中にずっと同じ状況が続くものはありません。遅かれ早かれ状況は変化するのですが、なるべく早く、良い方向に変化させるために、是非上記を参考にしてみてください。