看護師派遣のメリットデメリットから会社の選び方まで

看護師派遣のメリットデメリット求人・転職

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病棟看護師として常勤で働いていると、その忙しさから心身ともに疲れきってしまい「辞めたい」と思ってしまう事ってありますよね。

でも辞めてしまうと収入がなくなってしまうし、これ以上病棟で働きたくないし、どうしょもない状況に悩んでいる看護師さんも多いのではないでしょうか。

そんな中、最近は派遣で働いている看護師が増加している事をご存知でしょうか?

派遣看護師は、時間に余裕がある事と、人間関係の問題を抱えづらいので人気なのですが、いざ派遣で働いてみたいと思っても、「何から始めていいのかわからない」、「どうやって仕事を探したらいいのか分からない」、「そもそも派遣ってどんな働き方なの?」などと疑問を持つ方も多いかもしれません。

そこで、今回は看護師の派遣を始めるにはどうしたらよいのか、メリットデメリットを交えながら解説していこうと思います。

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看護師の派遣とは

看護師の派遣とは、看護師が派遣会社に登録し、その会社の社員としてクリニックや介護施設などに派遣される働き方をいいます。

1日の超短期から、長期のものでは最長で3年まで、派遣看護師は同じ職場で働き続けることができます。

法律的にはどうなの?

労働派遣法では「病院等の医療関連業務の派遣は原則禁止」と定められています。

医療関連業務とは、「医師、歯科医師、薬剤師の調剤、保健婦、助産婦、看護師・准看護師、栄養士」などの行う業務を指します。

すると、看護師の派遣は違法なのでは?と思う人もいるかもしませんが、以下に該当する場合は、看護師の派遣が認められています。

  • 紹介予定派遣(直接雇用を前提とした派遣)
  • 病院や診療所以外の施設で行われる業務
  • 産前産後休業や育児休業・介護休業中の看護師の代替業務

高齢社会において、年々増加している老人ホームや介護施設、デイサービスなどが「病院や診療所以外の施設」に当てはまり、介護領域での雇用が多い傾向にあります。

派遣看護師のメリット

自分の時間を有効に使える

派遣の場合、期間を自分の都合に合わせて決めることができるので、条件が合えば1週間だけでも、数ヶ月でも勤務が可能です。

看護師さんの中には、退職から転職までの間にできた時間を埋めるために使ったり、家庭の事情とバランスを取りながら働いている方もいます。

勤務時間も契約で決まっているため、残業を頼まれることはほとんどないので、自分の時間を有効に使えます。

また、常勤なら業務時間外でも出席しなければいけないような委員会や、勉強会などにも参加する必要がないことが多いです。

仮に時間外に拘束されるようなことがあると、登録している派遣会社から施設側に注意してもらうこともできます。

比較的時給が良い

派遣と言われると、ちょっと給料が低そうなイメージがありますが、派遣看護師の場合はそんな事はありません。

時給相場はだいたい2000円前後で、派遣会社や求人によっては、1800円台くらいから2500円台くらいのものまであります。

常勤看護師の給与を時給で考えた場合と比べても、それほど変わらないので、良い求人を見つけることが出来れば、とても良い働き方だと思います。

働いてから継続するか決められる

紹介予定派遣の場合、自分の条件に合う職場を選んで、まずは短期間働いてみることができます。

実際にその施設で働いてみないとわからないこともありますので、働いてみて自分に合わなければ、契約を更新しないという選択ができます。

辞めるときも揉めることなくスッパリと辞められますし、気に入れば契約を更新したり、正社員になれる可能性も高いです。

人間関係の悩みが少ない

看護師は特に女性が多いこともあり、長く勤めていると、人間関係の問題が出てくることってありますよね。

派遣の場合は「人間関係が辛いから辞めたい!」と思ったとき、契約が終了するまでの一定期間だけ我慢すれば特に問題なく辞められる可能性が高いため、正社員よりも気楽で、人間関係で悩むことは少ないと思います。

派遣看護師のデメリット

仕事が安定しない

派遣で働く場合に想定しておかなければならないのは、派遣先施設の都合で、急に契約解除される可能性があることです。

人事異動などで人材が増えすぎてしまったり、経営悪化などがあった場合、正社員でない派遣看護師は、真っ先に契約解除の対象となります。

自分が更新を望んでも、思った通りにはならない可能性もあることを、考えておかなくてはいけません。

福利厚生、賞与、有給休暇がない

派遣看護師は正社員ではないので、福利厚生や賞与、有給休暇の権利はありません。

さらに、昇給の可能性も低く、正社員ならもらえる手当ても付かないことが多いです。

派遣先で雑な扱いを受ける事がある

短期間で契約が終了する場合は、看護師側もそうですが、施設側も良好な人間関係を築く必要はないと思っていることもあります。

業務が忙しかったり、過酷な条件の部署に配属されることもよくありますので、常勤で働いていた時とは、違う感覚を感じるかもしれません。

派遣の看護師を始めるには?

派遣会社の選び方

派遣で看護師として働きたい場合、まずは看護師専用の派遣会社に登録することから始めましょう。

多くの転職仲介業者は、別部門として派遣の仲介もしていることが多く、業者によっては転職より派遣に力を入れているところもあります。

雇用に関しては、前述した派遣労働法に則って進められる必要がありますので、小さな派遣会社だと、これらを遵守していない可能性もあるため注意が必要です。

また、小さな派遣会社では、求人数が少なくなかなか仕事ができない可能性もあるため、できれば名の知れた大手の派遣会社に登録したほうがよいでしょう。

派遣会社を選ぶ際には、自分の住んでいる地域に強いパイプがあるかどうかも調べておく必要があります。登録しなくても、サイト上で求人を検索できる場合は、自分の通える範囲でどのくらい求人が出ているか確認しておきましょう。

登録しないと検索できない場合は、事前に電話やメールで問い合わせておくと、無駄を省けてよいと思います。

人によっては、給与の支払い方法についても気になると思いますので、日払いに対応しているのか、毎月支払日はいつなのかなどを、確認すると良いでしょう。

派遣会社に登録する

希望の会社が決まったら、派遣看護師として登録するために、登録会に行きましょう。

自分の住んでいる地域に近い会場を選び、登録の手続きを行うのですが、中には自宅近くまで出張してくれる業者もあるので、確認しておくと良いと思います。

登録会では、必要書類の提出や業務内容、給与支払い方法などの説明を受けます。

ここで自分の看護経験やスキルなどを伝えるのですが、通勤可能な範囲や、希望する業務内容なども聞かれるかと思いますので、しっかり伝えておきましょう。

仕事を探す

登録が完了したら、今度は仕事を探してみましょう。

各会社のホームページがありますので、パソコンやスマートフォンサイトから求人を検索ができることが多いです。

気になる求人があれば、派遣会社に問い合わせ、詳細を聞き、仕事を行うかどうかを決めます。

自分の条件に合った仕事が見つかれば契約となるのですが、より良い環境で働く為に、契約時間や期間、契約更新が可能かどうかなど、細かく確認しておくとよいでしょう。

まとめ

いかがでしたか?
看護師の働き方は実に様々で、勤務先も業務内容も人によって違います。

必ずしも病院で勤務するだけが看護師の働き方ではありませんので、「派遣」という働き方を賢く使い、生活を充実させてみてください。

仕事が嫌になってしまっても、看護師免許を眠らせることなく働けたら良いと思いますので、今まで知らなかったような仕事に出会い、派遣看護師として可能性を広げてみてください。

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フローレンス編集部

国家資格を持った三十代の医療従事者。転職を何度も経験しているので、自身の就職活動での体験を元に、看護師さんに役立つ転職情報やメンタルケアの方法などを紹介しています。

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